新たな「深山大沢」を求めて/Global Mobility 世界/Cosmic Mobility 宇宙/Local Mobility 地域
新たな「深山大沢」を求めて/Liberation 解放 現実空間/Immersion 没入 仮想空間

メタバースのように人間が没入できる仮想空間が広がる未来。AIやロボットのような人工物によって生活の全般が支えられていたとしても、人間は食べることなしには生きていくことはできません。また、仮想空間が生活やコミュニケーションの自由度や拡張性を増大させる一方、人間は現実空間においては、ホモサピエンスが生来そうであったように、なおも移動することを好み、新たな次の「深山大沢」を求め続けるでしょう。そこには宇宙での生活も含まれているに違いありません。
没入し、移動しながら、人間は学び続け、「龍蛇」のごとく自らの限界を突破していく可能性を持っています。新島襄が人生の目的とした「自由教育」の理想は未来に引き継がれていきます。

「深山大沢」と新島襄の思想

未来のあり方、未来への責任を展望するためにネクスト「深山大沢」ミッションでは以下の三つの柱を設定しています(今後、追加修正される可能性があります)。

ネクスト「深山大沢」1メタバース社会

1ユビキタス・ラーニング/ワーク

時間・空間の拘束から自由になり、どこでも、好きなときに学び、働くことができる未来。

2グローバル・イマージョン

メタバースでの没入体験と、グローバル世界での移動によるリアルな没入的異文化体験が相乗効果を引き起こす未来。

3コネクティッド・ダイバーシティ

自然・人間・人工それぞれの多様性を高次元・高解像度でつなぐことによって生じるメガダイバーシティを生きる未来。

Connected Diversities/Nature - Human - Artifical Things/ネクスト「深山大沢」

4コズミック・モビリティ

宇宙開発や惑星間移動において人間精神を安定的に支えるためのメタバースが実装化されている未来。

受講者の描く「メタバース社会の未来シナリオ」を読む

ネクスト「深山大沢」2AI・ロボット共生に描かれる未来の姿

1AIにおける共感的知

AIが効率性向上の手段として用いられるだけでなく、共感的知(Empathetic Intelligence)として人間の弱さに寄り添い、共感する力を引き出す未来。

2AFと「共に知る」新しいコモンズ

情報空間において自己充足しがちな「個」と、「個」を管理・統制しようとする国家や巨大IT企業の間の空隙を埋める新しいコモンズ(社会的関係を育む共有資源)や中間的共同体をAF(Artificial Friend)と共に作る未来。

3最適化の向こうへ─ コネクティッド・ダイバーシティから現れる偶発性

人を成長させ、世界観を変えるきっかけとなる偶発性(contingency)や予想外の発見(serendipity)を生み出すコネクティッド・ダイバーシティにより、AI最適化に束縛されずに生きることのできる未来。

受講者の描く「AI・ロボット共生の未来シナリオ」を読む

ネクスト「深山大沢」3食・エネルギー革命に描かれる未来の姿

1世代間の公正・共食のエシックス

現在世代が未来世代のエネルギーや食糧資源を先食いすることなく、未来世代と「共に知る」知恵を持ち、世代を超えてワン・プラネット(One Planet)の居住者であることを自覚する未来。

2大地と人間の関係を認識する良心─良心の身体性・大地性

人間が内なる大地(腸内細菌などの微生物、マイクロバイオーム)と外なる大地(地球環境)の間にあることを理解し、大地と「共に知る」知恵を持つ未来。

3カーボン・リサイクル社会の実現

リアルなカーボン・リサイクル技術により地球温暖化を抑制するだけでなく、その技術の応用によって宇宙における新たな発電システムを構築する未来。

4エネルギーの地産地消による地域の活性化

地方において再生可能エネルギーから電力を作り出し、それを無償あるいは廉価で利用することにより地域を活性化する未来。

受講者の描く「食・エネルギー革命の未来シナリオ」を読む
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