同志社大学・ダイキンが共同で事前学習を同志社大学烏丸キャンパス・志高館で行いました。

同志社大学の教員の他、2名のフィリピン人講師をゲストに迎え、フィリピンがどのような国か水資源と環境問題といった自然環境面や、政府による地域開発事情などの文化や社会環境の側面から学びました。また、空調機の仕組みとりわけ熱交換の仕組みについても簡単な計算を交えつつ学びました。時にはダイキン社員の方々に補足いただくなど、共修にふさわしい実践の場となりました。全ての講義や質疑応答は英語で行われ、自身の専門分野とは異なる内容を英語で学ぶことにハードルを感じつつも、フィリピン現地での実習に向けて良い刺激となりました。同志社の学生とダイキン社員の方々が前日のTIC訪問から2日連続で対面したことで、お互いに随分打ち解けた関係になってきたように見えます。

2日にわたる事前学習の最後には、小山田先生からグループ編成と課題が発表されました。学年や国籍だけでなく、専門分野や所属、母語もばらばらです。多様性に富んだ3つのグループが編成されました。そして、今回のフィリピン実習は、「『次の環境』の観点から見た、途上国における共修と協創について」がコア・テーマに設定されました。

8月末からはじまる5日間の実習では、各グループ、現地で見聞きした事だけでなく、現場で実感し、考えたことを基にそれぞれ異なる切り口や視点でもって議論を重ねます。更にそこから現地事情を踏まえつつ現地の抱える課題を発見し、その解決策をグループ内の協働によって模索します。

フィリピン実習の学習成果は、9月15日(金)に行う成果報告会で発表されます。

フィリピンオンサイト実習:事前学習
フィリピンオンサイト実習:事前学習