『科学と良心ー「次の環境」を考えるために』では、Meta社の「Horizon Workrooms」を用いてメタバース授業を展開しています。
 受講者は、自宅、大学、職場と各々異なる環境から、VRゴーグルを利用し、メタバース教室に集合して受講しています。メタバースでは、受講者がそれぞれに設定しているアバターでコミュニケーションを取ります。
 同じ空間にいる人に対して話しかける感覚でコミュニケーションが取れるため、パソコン画面に向かって話す従前のオンライン会議システム以上に発言が多くなり、ディスカッションが活性化しています。
 また、メタバース教室は、リゾートの環境を設定しており、現実空間でも体験できないリラックスした雰囲気の中で授業を行っています。

 受講生は、メタバースの可能性と課題を肌で感じています。今後どのようにメタバースを活用すれば人は幸せになるのかを考えていることでしょう。
「科学と良心」はまさに科学技術と人との関係性を考察する授業です。メタバースの実体験が、より良い「次の環境」を構築する一助になることと信じて、メタバース授業を展開していきます。

 下記の画像は、メタバース授業の模様です。教員がレクチャーする際は、黒板に向かって着席し、ディスカッションを行う場合は、円形の席に変更して授業を行っています。

『科学と良心』メタバース授業レポート
『科学と良心』メタバース授業レポート