資本主義による大量消費は近年限界を迎え、環境破壊、資源の枯渇など様々な問題を抱えるようになりました。一方、世界人口は少なくとも2064年まで増加し続けることが予想されおり、従来の消費体系ではさらなる資源が必要とされるようになるでしょう。

そのような中、ロボット技術やAI技術の発展により資源利用の効率化が追求され、工業製品、食料の生産から消費・回収まで、ムダをなくすよう最適化されるでしょう。さらに、ウェアラブル端末が普及し、自身の病気を早期に発見でき、日常の健康管理を含め身の回りに関することは、すべてAIで管理してもらえるようになります。

結果として、人々のQOLが向上し、健康寿命・平均寿命が延びる。そのため、高齢者に対しての支援・介護などの需要が増えますが、違和感なく共生するAI・ロボットがその役割の一端を担い、持続可能な社会システムが構築されていくでしょう。

安全安心分野シナリオ

[ シナリオに基づく社会の変化 ]

  • 人類は残り僅かな資源を使って、経済をやりくりするための量的な成長から、質的な成長を目指すようになる
  • 医療の考え方は、「病気になるまえに治す」「病気は自宅で普段から管理する」ものに変わる
  • 衣服はより高機能化し、環境物質の値を計測・表示し、伸縮性により歩行をサポート、脳波や心電図をいつでも計測して、簡単な健康管理を行うものとなる
  • 人々は機械化されたサービスにより、疑似自給自足生活を営むようになる
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