未使用の空間・領域(宇宙・空・地下・深海)が様々なサービスを創出するために利用される。それぞれの生活空間に適合する衣食住のあり方が追求され、人類の生存領域を拡大する。
[ シナリオに基づく社会の変化 ]
- 宇宙開発は国家が主導するプロジェクトであったが、通信・観測分野での衛星利用、宇宙旅行、月面開発などで宇宙市場が拡大し、ますます民間企業の参入が始まる。
- CO2の削減や食料不足に対する取り組みから、地球で発生するCO2を宇宙に運び再利用し、さらには宇宙で植物や農産物を生産する研究開発が進む。
- それらのテクノロジーを活用して、未使用の空間・領域(宇宙・空・地下・深海)が、様々なサービスのために利用されるようになる。
- そのような中、地球温暖化、海面上昇、異常気象、大規模火山噴火など、様々な自然災害が地球に深刻な影響を及ぼすようになり、生活空間を拡大する必要に拍車をかける。
- 結果として、生活空間の拡大に伴い、衣服が生活環境に合わせて変化し、食料を様々な手段・場所で入手可能とする(培養肉・代替肉、卵を使わない卵商品、海中生物食料など)、住む空間に合わせた生活環境の創出など、人類の衣食住のあり方が様変わりしていく。