人文・社会科学を融合した観点から、環境問題の抜本的な解決を図ることで実現する新しい世界像。そういった未来の社会づくりを目指すのが「次の環境」協創コースの学びです。空調機メーカーとして、グローバルに事業展開するダイキン工業株式会社と協定を締結。大学及び企業の壁を越えた「協創」を軸とする「組織」対「組織」の連携体制により、社会人のビジネス感覚と学生の斬新な発想が融合し、イノベーションと個人の成長を創出する新たな場が誕生します。

【ミッション研究】アイデア→プロトタイピング/【フィーチャーデザイン】未来予測→社会変化仮説/【環境技術科目】1.「次の環境」特別講義 2.SDGsのための知的研究開発手法 ・自然資源開発(水問題)・エコロジカルフットプリント・地球温暖化問題・CO2排出規制・炭素税・再生可能エネルギー利用・企業のSDGsマネジメント・原子力開発・宇宙旅行・月火星居住/【地域環境科目】1.現代世界を読み解くリテラシー 2.国際紛争と調停の理論と実践 ・経済格差・南北問題・イスラム社会との交流・移民問題・人種問題・ESG(環境・社会・企業統治)/【基礎科目】1.科学と良心 2.心理環境科学特論 3.環境リテラシーのための文学特論 4.企業経営と良心 5.ダイバーシティ・マネジメント ・環境教育・エコロジー思想・環境保護活動・環境の心理的影響・人の発達・成長・老化/良心教育/同志社-ダイキン包括連携

ポイント

1多様な受講生

「アドバンスト・リベラルアーツ科目群」の関連科目を学生とダイキン社員が共に受講。様々な学問的背景を持つ、学生、教員、社会人等多様性にあふれた環境で学ぶユニークなプログラムです。

2多様なカリキュラム

人文・社会科学から自然科学までを網羅したカリキュラムで新たな視点、感覚を涵養します。

3フューチャーデザイン演習(必須科目)

フューチャーデザイン演習の授業では、社会人と自由に対話し、未来社会にふさわしい人類の在り方と新技術を協創します。

4ミッション研究

フューチャーデザイン演習で生まれたアイデアを基に、具現化・社会実装を目指すミッション研究の授業を行います。

科目紹介

基礎科目

科学と良心:「次の環境」を考えるために

開講期間:春学期前半 
開講場所:今出川キャンパス・京田辺キャンパス
開講形態:対面・メタバース・オンデマンド 曜日講時:水曜5講時

#現代社会の課題 #環境と文化の関係

小原克博

概要
近現代において科学が直面してきた諸問題を、「良心」の視点を交え、体系的に学ぶ講義。「環境」を自然科学が対象とする「自然環境」に限定せず、「社会環境」(法制度など)や「文化的環境」(宗教や倫理など)をも包含し、統合的に理解する視座の獲得を目指す。
担当教員:
小原 克博、和田 喜彦、稲岡 恭二、後藤 琢也、石川 正道、上浦 基

基礎科目

心理環境科学特論

開講期間:秋学期 
開講場所:京田辺キャンパス
開講形態:対面・オンライン 曜日講時:水曜5講時

#心の発達と環境 #脳科学の最新研究

元山純

概要
人の誕生から始まる心の発達、思春期・青年期の発達、そして老化のプロセスがテーマである。そのメカニズムと環境との係わりを知り、最新の脳科学研究の成果と照らし合わせながら、人を取り巻く環境との新たな接点を発見することを目的としたリレー式講義。
担当教員:
元山 純、内山 伊知郎、髙橋 晋、加藤 正晴、嶋田 容子

基礎科目

環境リテラシーのための文学特論

開講期間:秋学期前半 
開講場所:今出川キャンパス・京田辺キャンパス
開講形態:オンライン・オンデマンド 曜日講時:火曜5講時

#環境運動の背景 #文学と高度な環境リテラシー

金津 和美

概要
現代の地球規模の環境問題に焦点を当て、欧米の環境保護運動や環境批評の背景を紹介しつつ、英米・日本の多様な文学テキストを通じて、環境意識を醸成し、高度な環境リテラシーを涵養する。環境テキストを味読し、持続可能な関係性や未解決の問題について問い・語り合う場を目指す。
担当教員:
金津 和美

基礎科目

企業経営と良心

開講期間:秋学期前半 
開講場所:今出川キャンパス
開講形態:対面・オンライン 曜日講時:月曜6・7講時

#良心とビジネス倫理 #「自分で哲学する」

飯塚 まり

概要
「良心」をキーワードに、過去から未来までの長い時間軸で企業経営について考える。世界が抱える環境問題や社会問題と企業経営の関係に焦点を当て、受講生が企業経営に対して「自分で哲学する=問う」態度を養う。
担当教員:
飯塚 まり

基礎科目

ダイバーシティ・マネジメント

開講期間:秋学期後半 
開講場所:今出川キャンパス
開講形態:対面・オンライン 曜日講時:月曜6・7講時

#ダイバーシティ経営 #必然的な多様性

飯塚 まり

概要
グローバル社会の進展に伴い、個人のニーズに配慮した「ダイバーシティ・マネジメント」が注目される今日。本科目では、国際的な観点から企業におけるダイバーシティの意義や現状と課題、そして「ワークライフ・インテグレーション」について理解を深める。
担当教員:
飯塚 まり

地域環境科目

現代世界を読み解くためのリテラシー

開講期間:春学期 
開講場所:今出川キャンパス
開講形態:対面 曜日講時:火曜5講時

#多文化共生 #イスラーム世界

内藤 正典

概要
現代世界の諸課題を理解するために、どのような知の枠組みが必要なのかを講じる。特に、イスラーム世界と西欧世界との共生がなぜ困難なのかに焦点を当て、現代世界の課題に対する基本的な視角を養うことを目指す。
担当教員:
内藤 正典

地域環境科目

国際紛争と調停の理論と実践

開講期間:秋学期 
開講場所:今出川キャンパス
開講形態:対面 曜日講時:土曜3・4・5講時(集中講義)

#国際ビジネス紛争 #社会的調整の理論と技法

髙杉 直

概要
紛争の解決は、個々人の生活そして社会全体にとってきわめて重要である。本科目では、宗教、文化、社会制度の違う当事者間の国際的ビジネス上の紛争を念頭におき、当事者や社会全体にとって最善となる解決へと導く方策や、その理論と技法を研究する。
担当教員:
髙杉 直

環境技術科目

SDGsのための知的研究開発手法

開講期間:秋学期 
開講場所:京田辺キャンパス
開講形態:対面・オンライン 曜日講時:火曜5講時

#リサイクルと研究開発 #SDGsの概論と研究・開発手法

後藤 琢也

概要
SDGsについて理解を深め、現代社会が直面する環境問題を解決するために必要な「(エネルギー・物質を含む)回収・分離・選別・再利用(廃棄)」の循環を考慮した技術システムの構築ができる知識・技能の習得を目指す。
担当教員:
後藤 琢也、石川 正道、小畠 秀和

環境技術科目

エコロジー経済学と良心:「地球一個分」の「ネイチャーポジティブ」な経済

開講期間:春学期後半 
開講場所:今出川キャンパス
開講形態:対面・オンデマンド 曜日講時:金曜2講時

#自然と人間の関係性の再構築 #Ecological Civilization

和田 喜彦

概要
エコロジー経済学は、自然科学と人文・社会科学分野を総動員して持続可能な社会の実現にアプローチする学際的な分野である。本科目ではエコロジー経済学の基本を理解し、新しいアプローチを検証。生態系と人間関係の健全な構築に向けたサスティナビリティな文明を考える契機を提供する。
担当教員:
和田 喜彦、三俣 学

環境技術科目

「次の環境」特別講義:カーボンリサイクル共同研究デザイン連携講座

開講期間:秋学期前半 
開講場所:京田辺キャンパス
開講形態:オンライン・オンデマンド・対面 曜日講時:月曜5講時

#カーボンニュートラル社会 #CO2資源化プロセスの社会実装

石川 正道

概要
複数の専門家を講師に招き、環境に関連する技術開発の現状や環境政策の世界的な動向を教授する産官学連携型講義。最終回では、地球環境問題解決に貢献する環境・エネルギー機器の未来の形をデザインする「イノベーションデザイン」の演習を行う。
担当教員:
石川 正道、後藤 琢也

フューチャーデザイン演習

フューチャーデザイン演習

開講期間:秋学期 
開講場所:京田辺キャンパス
開講形態:対面 曜日講時:11月30日(土)、12月7日(土)、12月14日(土)、12月21日(土)

#未来志向なデザイン思考 #環境科学の創出

石川 正道

概要
研究分野の枠や大学と企業との組織の壁を超える「協創」ワークショップ方式をベースにした演習科目。今の自分を未来に置くことによって将来世代の視点に立った技術アイデアを発想し,デザイン思考に基づく新技術プロトタイピングを実習する。
担当教員:
石川 正道

ミッション研究

ミッション研究

開講期間:春学期・秋学期 
開講場所:京田辺キャンパス
開講形態:対面・オンライン 曜日講時:集中講義

#Human Centeredイノベーション #ブレークスルーデバイスのアイデア化

石川 正道

概要
文献調査や社会課題解決の現場でのフィールド調査によって得られる知見を出発点として研究開発の目標を明確にし、課題解決のための新しい手段(ブレークスルーデバイス)をグループワークを通してアイデア化する。
担当教員:
石川 正道
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